Chris Connor / クリス・コナー

Chris Connor / クリス・コナー
Biography

クリス・コナー(Chris Connor, 1927年11月8日-2009年8月29日)のアメリカ合衆国のジャズシンガー。
スタンケントン楽団のケントンガールズの3人目としてデビュー。その後、スィング感の良さを買われ、ベツレヘムレコードやアトランティックレコードから多くのヒットアルバムをリリースする。

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Chris Connor / クリス・コナーの生い立ちと活動

クリス・コナーは、1927年にミズーリ州カンザスシティーに生まれる。中学、高校と8年間クラリネットを学んでいたが、1945年ジェファーソン・シティー・ジュニア・カレッジの卒業時に「amor」を歌い、これが高く評価された。このことがきっかけで歌手への道をすすむことになる。ミズーリ大学のカレッジバンドの歌手として、各地を遠征する。その後、ニューヨークに移り、クロード・ソーンヒル楽団の歌手となる。

1953年スタンケントン楽団の専属歌手ジューン・クリスティーから独立しようとしていた時、ラジオで聞いたクリス・コナーのことを思い出し、ケントンにクリスを薦める。その後、1953年2月から、クリス・コナーはケントンガールズの3人目として、活躍することとなる。

しかしながら、巡業の長旅と夜の興業の疲れから、同年秋にはケントン楽団を退団し、ニューヨークの戻ってくる。ここでその後のマネージャーとなるモンテ・カイと出会う。その後、バードランドでの仕事を得て、ベツレヘムレコードと契約、1954年Chris Connor Sings Lullabys Of Birdland and Chris Connor Sings Lullabys For Lovers.をリリースして、大ヒット。翌1955年アルバムChris and This Is Chris をリリース。

1956年には、白人女性歌手として初めて、アトランティックレコードと契約。契約期間(1956-1962年)は、アトランティックレコードの黄金期でもあり、多くのプロデューサーやミュージシャンが結集していた。
Chris Craft, Chris Connor in Person, Witchcraft, Sings Ballads of the Sad Cafe, Sings the George Gershwin Almanac of Song 等のアルバムをリリースした。

1962年マネージャーのモンテ・カイは自分のレーベルとしてFMレコードを立ち上げ、Chris Connor at the Village Gate (1963)をリリースしたが、セールスは振るわず、レーベルは倒産してしまう。

その後、多くのレコード会社からアルバムをリリースすることとなる。日本のJVCやSONY JAPANからのアルバムもリリースしている。

2003年に最後のアルバムをリリース後、ニュージャージ州のトムリバーに在住していたが、2009年8月29日ガンで81歳で亡くなった。